今日から父とともに生きる。

父の死後から45年、父との生活を11年間の短い間しか送ることのできなかった私は
残された父の日記を読み返しながら、
直接聞くことのなかった父の生き様や考え方を知り、
残された私の人生が少しでも豊かなものになるよう、父と共に生きようと思う。
(2006.2.14.by son)



2006年11月30日

1935年11月7日〜10日 父十六才の時の日記

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●昭和十年十一月七日 木曜日 晴(第七巻)

有田へ商にいく。結才、菊、法草をもって。今日は祖母上様の
年忌法要にて歸宅後は土寄せにいったりお墓にいったりする。
夕方藁を上げて中生サダヤ甘藍の仮植。

所感
今日の祖母上様のお祭りこそ真に尊敬すべき執事なのだ。
草葉の露に眠れる祖母上も我々孫子の華かなるこの世の存在が
どんなに清く光々しく映るであらう。


●昭和十年十一月八日 金曜日 晴(第七巻)

終日稲扱ぎ(姉がよせ方、僕が扱いだ)午後は夕方稲を少しよせる。
(神愛、いかりいわは扱済む)


●昭和十年十一月九日 土曜日 晴(第七巻)

終日母と二人で稲扱、姉と父はよせかたにて四百足らずを扱ぐ。
朝方は塩屋へ玄米ひきにいく。晩は俵あみ。


●昭和十年十一月十日 日曜日 晴(第七巻)

終日稲扱。父と姉が寄せ方にて今日も以て全部、
扱方は午後三時頃迄にて済んだ。
其後にはびをなし夕方中生甘藍の仮植。晩は俵あみ。

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2006年11月29日

1935年11月1日〜6日 父十六才の時の日記

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●昭和十年十一月一日 金曜日 晴(第七巻)

終日籾摺。夕方早生甘藍の仮うえ。


●昭和十年十一月二日 土曜日 晴曇(第七巻)

終日稲刈り。夕方まるかして寄せた。


●昭和十年十一月三日 日曜日 曇後雨(第七巻)

午前は稲のよせ方にて五百余よる。午後は雨にて稲扱ぎ(二百五十ぱ)
姉は佐世保くんちに。


●昭和十年十一月四日 月曜日 曇後晴(第七巻)

稲扱ぎ。午後は三時過よりにはびをなす。晩は細縄なひ。


●昭和十年十一月五日 火曜日 晴(第七巻)

終日稲刈り。今日にて全部終る。夕方菜を間引きする。
晩は俵あみ。

所感
我々青年は常に温故知新の精神を失ってはならぬ。現代に適応せる
新物器の作成も全く意義ある青年の知能に待つべきである。


●昭和十年十一月六日 水曜日 晴(第七巻)

終日稲扱ぎ(姉がよせ込み、僕が扱いだ。四百足らず)
夕方結才を取って商の仕度。晩は道路愛護の映画見に行く。


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2006年11月28日

1935年10月29日〜31日 父十六才の時の日記

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●昭和十年十月二十九日 火曜日 晴(第七巻)

市場へ菜豆、牛蒡をもって行き午前中にかへる。
午後は麥田耕し(一反三畝を済す)平戸の兄が佐世保へ出張の
折といっておいでになり晩は楽しく一夜を過す。

所感
離別の生活にあって双方親しい間柄にとっては面会といふもの
ほど望ましいものはない。懐しく激大なる親活が保たる。


●昭和十年十月三十日 水曜日 晴(第七巻)

午前中は麥田耕し(七畝ばかり)午後は籾摺の試運転に出、
晩まで含み方だった。午後三時兄がかへらる。

所感
動物にとって産子といふものは重大視しなければならない。
同類繁殖なれば動物はこれにより進化しなければ理がたたぬ。
千変万化してこそ始めて動物たるの進化が成立つのだ。
人間ももとをただせば下等動物たりしことがわかる。それが
進化して今日に到りては万物の霊長となりしなり。


●昭和十年十月三十一日 木曜日 晴(第七巻)

終日籾摺。夕方早生甘藍の仮植。


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2006年11月27日

1935年10月25日〜28日 父十六才の時の日記

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●昭和十年十月二十五日 金曜日 曇後雨(第七巻)

秋トマトの跡畑を耕し豌豆を播く。


●昭和十年十月二十六日 土曜日 曇後雨(第七巻)

午前はにはび。午後も三時頃まで其後収納屋の整頓をなす。
晩姉等は明日の大村行の(女子青年團総会運動会)弁当ごしらえ。


●昭和十年十月二十七日 日曜日 晴(第七巻)

午前中は収納屋の整頓、臼くり。午後は麥田よけ揚げ。

所感
文明界に於て、智識競争が盛んになりしといへども抜群の
士たる人格者、即ち権威者たるはその数稀なり。
平素忍耐力強く刻々と努力せし者こそ最後の勝利者たれ。


●昭和十年十月二十八日 月曜日 晴(第七巻)

午前は中生いかりわの稻刈り。午後も三時頃、其後明日の商い準備。

所感
農家たるものはあらゆる他の職業よりも経済的生活を営むに主眼と
しなければ、他の職業より収入支出の調度に多大の影響を来すとい
ふのは上流家庭の如き折々の収入を見ないというのが一原因である。
されど農家は生活程度が低いため相当の自作農をなし、近代的集約
農法を営み多角形たる農業者は、いふも雄々しい丈夫い人生渡世の
前途有望なる職業だとおもふ。


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2006年11月26日

1935年10月19日〜25日 父十六才の時の日記

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●昭和十年十月十九日 土曜日 晴曇(第七巻)

終日稻扱ぎ。姉と二人で四百束足らずを扱ぎ赤早生だけは済む。
暮方早生糯をよせる。


●昭和十年十月二十日 日曜日 晴(第七巻)

午前にて糯を扱終る。午後は姉と辻の牛蒡を掘りに行き、
手紙を朝鮮の兄へ出し夕方ビーツ畑の中耕。
姉は明日の商の準備。


●昭和十年十月二十一日 月曜日 晴(第七巻)

午前は法草畑の中耕をなし、父と二人で蓮を掘る。
午後は青訓だった。


●昭和十年十月二十二日 火曜日 晴(第七巻)

午前は籾乾しをなし吉福の秋祭市に行き蓮掘り。
午後は籾摺に行き夕方は籾を取込む。


●昭和十年十月二十三日 水曜日 晴(第七巻)

終日遊び。中村方へ御馳走にいったりする。

所感
人間は万物の霊長たり、云はんや進化的性能は十二分に
持有していると思ふ。さればこれを發揮して啓蒙向上の
地位に乗ずるは世人の光道ではあるまいか。


●昭和十年十月二十四日 木曜日 晴(第七巻)

籾を乾しセルリー、白菜、甘藷畑の施肥中耕をなす。

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2006年11月25日

1935年10月13日〜18日 父十六才の時の日記

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●昭和十年十月十三日 日曜日 晴(第七巻)

終日稻刈り。


●昭和十年十月十四日 月曜日 晴(第七巻)

午前中は道路修繕のやりなをしにて仕事をなす。
午後は菜葉の間引に連掘り。夕方稻扱機を取りにいき里芋を掘る。
晩はその仕事だった。


●昭和十年十月十五日 火曜日 曇(第七巻)

里芋をもって市場へいく。歸途粟、松茸を仕入れてくる。
粟は斤十二銭五厘(三十六斤)松茸は斤二十三銭(六斤二合五勺)


●昭和十年十月十六日 水曜日 曇後晴(第七巻)

有田へ供日市商にて粟、松茸を賣りにいく。大したもうけをなかった。
午後は三時にかへり稻扱。

●昭和十年十月十七日 木曜日 晴(第七巻)

午前は稻刈り(早生糯)午後は稻扱四時頃より稻寄せ。


●昭和十年十月十八日 金曜日 晴(第七巻)

午前は稻扱。午後訓練早引にて四時にかへり其後稻よせ。
母は崎岡の供日へ。

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2006年11月24日

1935年10月6日〜12日 父十六才の時の日記

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●昭和十年十月六日 日曜日 晴(第七巻)

ラッキョを植付け。ホーヅキ、苺の植付をなす。
夕方白菜、大根畑の中耕。姉は平戸へ消防の家族慰安にて旅行さる。

●昭和十年十月七日 月曜日 晴(第七巻)

朝方くい木の整頓をなし玉葱を植付けて大根畑の中耕をなす。
午後はビーツ、白菜畑の中耕をなし夕方里芋を掘る。
晩は映写会に行く。


●昭和十年十月八日 火曜日 晴(第七巻)

里芋をもって富田君と連れなって市場へ行く。歸途市中に於て
自轉車と正面衝突をなし身体には何ら傷なかったが車のホークが曲がった。
修繕をなし(一円三十銭かかる)午前十一時前に出發す。
里芋は安し、傷をする誠な不運であった。午後〇時半にかへり、
白菜の害虫駆除をなし赤土運び。収納屋の整頓整理にて父や姉は励まる。


●昭和十年十月九日 水曜日 晴曇(第七巻)

朝食後七時五十分牛子一匹(雄)出産す。
午前はサダヤ中生甘藍の播種をなし、甘藷のあ蔓返し。
午後は美濃早生大根のさるは虫駆除をなし荒畑耕き。


●昭和十年十月十日 木曜日 曇時々雨(第七巻)

午前は玉葱の覆を取去り、午後は大根の中耕をなす。
そして父が追肥をさる。里芋の土寄せもなす。


●昭和十年十月十一日 金曜日 晴曇(第七巻)

青年團の道路修繕にて終日にわたりぬ。


●昭和十年十月十二日 土曜日 晴(第七巻)

終日稻刈り。夕方肥料引きにいく。

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2006年11月23日

1935年10月1日〜5日 父十六才の時の日記

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●昭和十年十月一日 火曜日 晴曇(第七巻)

午前は堆肥を基肥とし愛知白菜の播種。
午後は菜豆跡畑を耕しセルリーの定植。法薐草の播種。


●昭和十年十月二日 水曜日 曇時々雨(第七巻)

朝方T号極早生甘藍、ザタヤ早生桑夏蒔甘藍、九條葱の播種。
學校へ行ったが防空演習が天候不良の為順延さる。(五日)
歸宅後カーネション、ペチニヤの播種。
午後は愛知白菜畑の
中耕除草をなし追肥をす。アネモネの下種、大輪牡丹咲けし
の播種。


●昭和十年十月三日 木曜日 晴(第七巻)

午前中はカタシ取り。
午後はコナスターの修繕をなし大晩生長崎白菜、紫大高菜の播種。
アスター(えだ菊)の播種。


●昭和十年十月四日 金曜日 晴(第七巻)

市場へ行く柿をもって(四銭二厘)午前中にかへる。
午後は春大根、聖護院大根、とやかぶの播種。


●昭和十年十月五日 土曜日 晴(第七巻)

終日防空演習にて活躍し対空監視所にてその任に当り、
夜は十二時まで警戒す。

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2006年11月22日

1935年9月29日〜30日 父十六才の時の日記

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●昭和十年九月二十九日 日曜日 晴(第七巻)

有田へ商に行き午前中にかへる。
午後は畑を耕耘し法薐草とくばか葱の下種をなし
父と夕方籾摺に行って夜に入りてかへる。(五俵半)


●昭和十年九月三十日 月曜日 晴(第七巻)

胡瓜の手入れをなし空畑を父と二人で耕し
夕方夏蒔甘藍、セルリーの定植、法薐草播種。

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2006年11月21日

1935年9月22日〜28日 父十六才の時の日記

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●昭和十年九月二十二日 日曜日 晴(第七巻)

終日竹細工。


●昭和十年九月二十三日 月曜日 晴曇(第七巻)

終日竹細工(今日にてにないかご一荷が造り終る。)


●昭和十年九月二十四日 火曜日 暴風雨(第七巻)

終日竹細工。へぎをする。晩はアジロ掛け。


●昭和十年九月二十五日 水曜日 晴曇(第七巻)

終日竹細工。晩はふちまき片方を済ます。


●昭和十年九月二十六日 木曜日 晴曇(第七巻)

終日竹細工。ふちまきを仕上げちからへぎを入れる。
夕方長谷川安さんと塩屋へ籾摺にいく。


●昭和十年九月二十七日 金曜日 晴(第七巻)

午前はかごのひもたてをなし支那秋胡瓜の種を取る。


●昭和十年九月二十八日 土曜日 晴(第七巻)

有田へ商に行き午前中にかへり蓮根を掘る。
午後は青年團の運動会には行かず玉葱の播種。

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2006年11月20日

1935年9月15日〜21日 父十六才の時の日記

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●昭和十年九月十五日 日曜日 晴(第七巻)

午前は秋菜豆、白菜畑の中耕作をなし、午後は白菜畑の中耕を
なしてから蓮を掘ったりして明日の有田商の準備。


●昭和十年九月十六日 月曜日 晴後曇雨(第七巻)

有田へ蓮、玉葱を賣りに行く。午前中にかへり午後は大根の
一齊蚜虫駆除をなし夕方蓮根を掘る。雨が夕方より降って困った。


●昭和十年九月十七日 火曜日 雨(第七巻)

雨にて終日家にあり。鶏舎の修繕、塵取りを作ったりし
兄に出す手紙を認める。


●昭和十年九月十八日 水曜日 曇後晴(第七巻)

有田へ商に行き午前中にかへる。午後は心野観音堂祭に行く。


●昭和十年九月十九日 木曜日 晴(第七巻)

午前中は宮津大根の播種。午後は廣田住吉神社の角力見に行く。
歸宅後夕方●場する。


●昭和十年九月二十日 金曜日 晴曇(第七巻)

終日蕎麦畑の中耕。夕方白菜の蚜虫駆除。


●昭和十年九月二十一日 土曜日 雨天(第七巻)

終日竹細工。

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2006年11月19日

1935年9月8日〜14日 父十六才の時の日記

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●昭和十年九月八日 日曜日 晴曇後雨(第七巻)

終日訓練にて過す。


●昭和十年九月九日 月曜日 雨風強(第七巻)

玉葱の出荷準備。自轉車のタイヤーを新品と取替へる。


●昭和十年九月十日 火曜日 晴曇(第七巻)

終日水田の除草。四反程を済ます。玉葱四叺を自動車にて送る。
夕方市場行きの仕度をなす。


●昭和十年九月十一日 水曜日 晴(第七巻)

市場へ行く。(結才、葱、胡瓜、箒、玉葱四叺三八八斤、一銭七厘)
午前中にかへる。(姉の腕時計を買って来てやる。)
午後は青訓だった。夕方大根畑の中耕。


●昭和十年九月十二日 木曜日 晴(第七巻)

午前六時上ノ宮神社集合にて我が折尾瀬青年訓練は
直ちに早岐小學校にと向ふ。
査閲の結果は好成績にて午後五時歸宅。其後大根畑の中耕。


●昭和十年九月十三日 金曜日 晴一時雨(第七巻)

終日水田の除草(落成した)夕方結才の商準備。
姉の有田行きの蓮根を少し掘る。


●昭和十年九月十四日 土曜日 晴曇(第七巻)

結才を市場へもって行く。金三銭五厘にて五十斤。
箒十ぱは三十二銭だった。午前中にかへる。午後はすずめおどし。

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2006年11月18日

1935年9月1日〜7日 父十六才の時の日記

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●昭和十年九月一日 日曜日 曇糸雨(第七巻)

胡瓜を採取して明日市場行の準備。終日甘藷の草取り。
人参、大豆畑も除草。


●昭和十年九月二日 月曜日 曇後晴(第七巻)

胡瓜、白菜、豆を市場にもって行く。午前十時半にかへる。
午後は二日ヤートにて遊び。


●昭和十年九月三日 火曜日 曇後雨(第七巻)

辻田白菜の播種をなす。午後にかけ宮重大根の播種をなした。


●昭和十年九月四日 水曜日 雨天(第七巻)

午前は遊廻る。午後は玉葱のそうざけ。


●昭和十年九月五日 木曜日 曇後雨(第七巻)

今日は在郷軍人の簡閲点呼の見学にて午後は青訓。8


●昭和十年九月六日 金曜日 晴(第七巻)

胡瓜を取って荷造りをなし菊の手入れ。午後は水田を除草を
父と二人でなす。


●昭和十年九月七日 土曜日 晴曇小風強(第七巻)

市場へ胡瓜其他をもって行く。午後は水田の除草。

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2006年11月17日

1935年8月25日〜31日 父十六才の時の日記

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●昭和十年八月二十五日 日曜日 晴天(第七巻)

午前は日出へ水車の石うすをひきに行く。
午後トマト跡畑を耕耘。


●昭和十年八月二十六日 月曜日 晴天(第七巻)

午前は又大根の蚜虫駆除、白菜の市場行準備をなし
秋菜豆の播種。午後は我が折尾瀬村の母校に於て同窓會催さる。
これに出席す。


●昭和十年八月二十七日 火曜日 晴天(第七巻)

白菜、菜豆少しをもって市場へ。西瓜が安いので買ふて来た。
午後は訓練だった。晩は重尾の浮立。


●昭和十年八月二十八日 水曜日 晴曇強風(第七巻)

午前は結才の蚜虫駆除をなし蕎麦蒔き。午後は訓練だった。


●昭和十年八月二十九日 木曜日 晴曇(第七巻)

午前は結才の駆除をなし畑を耕す。軍隊の兄へ音信する。
午後は胡瓜の手入をなし、蕎麦蒔、石灰窒素の散布をなす。


●昭和十年八月三十日 金曜日 晴天(第七巻)

午前は訓練。午後は畑の除草耕耘をなし(草荒しを)
馬鈴薯を作って大根の間引き。


●昭和十年八月三十一日 土曜日 曇(第七巻)

午前は胡瓜に追肥をなし土寄せをす。結才の基肥に堆肥を
運んで施す。午後は大根、白菜畑の中耕、遅蒔美濃早生の追肥。


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2006年11月16日

1935年8月19日〜24日 父十六才の時の日記

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●昭和十年八月十九日 月曜日 晴一時々雨(第七巻)

午前は芝居道具を富田君と自轉車より有田へもって行き午頃かへる。

●昭和十年八月二十日 火曜日 晴一時々雨(第七巻)

午前は訓練。崎田教官殿の満州派遣の為送別會を催さる。


●昭和十年八月二十一日 水曜日 晴(第七巻)

午前は大豆引き。午後は秋胡瓜の仕柱をなし、夕方大豆畑の耕耘。
晩は牛石の盆祭に。


●昭和十年八月二十二日 木曜日 晴(第七巻)

午前は写真館を招いてくる。早岐の丹羽を歸途過燐酸一叺、
袋一個を買入してくる。午後白菜大根畑の中耕をなし
午後は家族めいめい写真に撮る。


●昭和十年八月二十三日 金曜日 晴一時曇(第七巻)

午前は辻の大根畑を耕し精米所へ籾摺に行く。
午後は畑を耕して愛知白菜の播種。戸矢かぶの下種。


●昭和十年八月二十四日 土曜日 晴(第七巻)

胡瓜畑の中耕(十三日蒔)をなし春トマトの仕柱をとく。
午後は美早大根の蛾虫駆除をなし後訓練。
歸宅後直ちに胡瓜の手入をなし晩は権常寺の浮立。

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2006年11月15日

1935年8月14日〜18日 父十六才の時の日記

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●昭和十年八月十四日 水曜日 晴(第七巻)

午前中は市場出しの玉葱を用意し午後は荷送りをなし
吉文自動車より四叺を送る。
平戸の姉様がお盆においでになった。(中食後)


●昭和十年八月十五日 木曜日 晴(第七巻)

午前は市場へいって中食前にかへる。午後は遊び晩は燈ろう
どぼしにて中村方の蓄音機をきゝにいった。
(硫安を一叺購入してくる)


●昭和十年八月十六日 金曜日 晴(第七巻)

午前は青訓にて中食前にかへる。
午後は遊び。晩は今福に盆祭余興に。


●昭和十年八月十七日 土曜日 晴(第七巻)

終日盆祭余興の舞台掛け


●昭和十年八月十八日 日曜日 晴(第七巻)

當觸盆祭にて午前中はそれぞれ準備をなし午後は早くより
うちこみをなし夜間の狂言もはなばなしく開演さる。
大人氣にてしとしく観覧人を目を賑かした。

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2006年11月14日

1935年8月9日〜13日 父十六才の時の日記

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●昭和十年八月九日 金曜日 雨天(第七巻)

午前は玉葱の出荷準備。午後は青訓にて校堂内にて教練。


●昭和十年八月十日 土曜日 雨曇(第七巻)

午前は水田の除草。午後は玉葱四叺を自動車にて送る。
水田の除草。


●昭和十年八月十一日 日曜日 雨曇(第七巻)

市場に行く。玉葱は一銭五厘がへにて四百十五斤あった。
午前中にかへり、午後は水田の除草をなし盆前は今日にて切上げた。
夕方畑(ビーツ、甘藷)の除草。晩は浮立のならし。


●昭和十年八月十二日 月曜日 雨天(第七巻)

終日甘藷畑の除草。午間は玉葱の出荷準備。晩は浮立のならし。


●昭和十年八月十三日 火曜日 晴(第七巻)

午前中は青訓にて教練に鍛はれ午後は抑制胡瓜の播種
秋トマト畑の土よせ。

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2006年11月13日

1935年8月4日〜8日 父十六才の時の日記

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●昭和十年八月四日 日曜日 晴(第七巻)

午前五時半起床。食事当番にて午前は水泳、僕は泳がなかった。
午後は休養。夕方自由外出、土産の買入。
僕は唐津名産の罐詰一つしか買はない。夕方濱辺にて遊戯。


●昭和十年八月五日 月曜日 晴曇一時雨(第七巻)

歸省出発、午後二時半。鬼塚迄歩いて来て僕は頭痛にて一行の
落伍者となり(僕等五人、山口清夫、山口二郎、笹口、杉原と)
鬼塚駅より同乗した。伊万里駅着八時半。
彼等歩足隊の一行を待ち午後十二時半の列車より同乗して有田着。
晝食をなして三川内駅下車二時四十五分。
我が青校にて其後慰労會が催さる。面白く、楽しくして開散。
歸宅六時半。


●昭和十年八月六日 火曜日 雨後晴(第七巻)

行軍疲れにて遅く迄寝た。午前八時起床。たな旗を立てる。
午後は水田の除草、父と二人で。


●昭和十年八月七日 水曜日 晴(第七巻)

午前は水田の除草、父と二人で。午後は青年の七夕社堂掃除にて
晩は映写会にいった。


●昭和十年八月八日 木曜日 晴曇(第七巻)

午前は里芋の除草。午後は土寄せに秋胡瓜畑の中耕除草。

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posted by gaku at 06:44| 長崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 父の日記1935.05-08 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月12日

1935年8月1日〜3日 父十六才の時の日記

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●昭和十年八月一日 木曜日 晴(第七巻)

午前は水田の除草。今日は愈々待ちに待った唐津行軍の日だ。
午後は晝食後直ちに出校してかれこれの仕度準備。夕刻五時を
以て我が一行は出發す。眠むき夜行軍、伊万里着九時前。


●昭和十年八月二日 金曜日 晴(第七巻)

鬼塚の志々木神社着午前三時。當社に宿してしばし睡眠。
午前六時又もや唐津へと向ふ。
東唐津着八時、そして疲れし体を休めた。
午後は水泳(我二部隊は夕食事当番)夕食後濱辺散歩。


●昭和十年八月三日 土曜日 晴(第七巻)

午前五時起床。てんこ後濱辺散歩(体操)
朝食後虹の松原東方二里に経たるソデフル山へ登山。
歸營十時半。午後は水泳、夕方自由外出。てんこ後九時半就床。

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posted by gaku at 06:32| 長崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 父の日記1935.05-08 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月11日

1935年7月27日〜31日 父十六才の時の日記

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●昭和十年七月二十七日 土曜日 晴(第七巻)

午前結菜、大根の間引、中耕。秋菜豆、ビーツ畑の中耕。
午後は桑の除草。夕方はトマトの定植。


●昭和十年七月二十八日 日曜日 晴(第七巻)

午前は秋胡瓜の補播。トマトの土寄せに粟畑の中耕をなし
甘藷の除草。午後は桑園の除草。


●昭和十年七月二十九日 月曜日 晴(第七巻)

午前は桑園の除草にて之を完済す。
午後は市場出し玉葱の仕度をなす。(三叺)


●昭和十年七月三十日 火曜日 晴(第七巻)

終日水田の除草。自動車にて玉葱三叺を市場へ送る。
夕方水田にて蜂からさゝれ非常にはれた。


●昭和十年七月三十一日 水曜日 晴(第七巻)

午前五時半自轉車より市場に行き午前十時前にかへる。
一銭三厘かへにて三百十九斤の正味だった。午後は水田の除草。

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posted by gaku at 07:14| 長崎 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 父の日記1935.05-08 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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